こんにちは!そら(@sorao_log)です。
USB Type-Cケーブルは見た目が似ていても、性能には大きな差があります。特に「充電速度」や「データ転送速度」は、ケーブルによって大きく変わるポイントです。
今回は、リンディー・ジャパンのUSB-Cケーブル「36900(USB3.2)」と「37002(USB4)」を実際に使い、それぞれの性能や使い勝手を比較レビューします。
「どちらを選べばいいのか分からない」という方に向けて、用途別のおすすめも分かりやすく解説します。
LINDYとは
今回レビューする「LINDY(リンディー)」は、ドイツ発のケーブル・接続機器メーカーで、世界中で長年にわたり製品を展開しているブランドです。

業務用途でも使われることが多く、品質や信頼性の高さに定評があります。
日本では「リンディー・ジャパン」が展開しており、プロ向けから一般ユーザーまで幅広く支持されているメーカーです。
今回が初めてのレビューになりますが、実際に使ってみて感じたポイントを正直に紹介していきます。
LINDY USB-Cケーブル(36900 / 37002)の外観をチェック
まずは、今回レビューする2製品の外観をチェックしていきます。

どちらもシンプルな構成で、ケーブル本体のみの内容となっていますが、その分しっかりとした作りが印象的です。
実際に手に取ってみると、ケーブルはやや太めでしっかりとした質感があり、耐久性の高さが感じられます。
端子部分も丁寧に作られており、日常使いから高負荷な用途まで安心して使えそうです。
36900(USB3.2)の外観と作り
まずは、36900(USB3.2)の外観と特徴をチェックしていきます。
今回ご提供いただいたのは「【36900】0.5m ANTHRA LINE USB3.2 Gen2x2 Type-Cケーブル+PDスマートチップ」です。

本製品はPDスマートチップを搭載しており、最大100Wの電力供給に対応しています。スマートフォンやタブレットはもちろん、ノートPCの充電にも対応できる性能です。
また、DisplayPortの代替モードにも対応しており、映像出力にも対応しています。1本で「充電・データ転送・映像出力」に対応している点は大きな特徴です。

データ転送速度はUSB3.2 Gen2x2に対応し、最大20Gbpsの高速転送が可能です。
対応機器も幅広く、ディスプレイやノートPC、スマートフォン、タブレット、外付けSSDなど、さまざまなデバイスで活用できます。
また、Nintendo Switchなどのポータブルゲーム機の充電にも適しており、1本持っておくと幅広い用途で活躍するケーブルといえるでしょう。
端子は純メッキ加工をされており高級感があります。

最大5V/0.5A(2.5W)に対応しています。

LINDYの刻印があります。
コネクタの色はグレー、ケーブルの色はブラックです。

ケーブルの太さは、約5mmで太めですが、取り回ししづらいという印象はありません。
ケーブル自体はシリコンケーブルではなく、一般的なケーブルとなっています。
コネクタとケーブルの根本はしっかりとカバーがされており断線の心配はなさそうです。

37002(USB4)の外観と作り
お次は「【37002】 2m BLACK LINE USB4 Gen3x2 Type-Cケーブル 240W PD急速充電対応」の外観と特徴です。

37002(USB4)は、USB4 Gen3x2(最大40Gbps)の超高速通信に対応しています。
また、PDスマートチップを搭載しており、最大240W(48V/5A)の急速充電が可能です。

さらに、DisplayPort Alternate Modeにも対応しており、最大8K@60Hzやデュアル4K@60Hzの映像出力をサポートしているのが特徴です。
こちらは純メッキではなくニッケルメッキ使用となっています。

こちらもコネクタとケーブルにカバーがしており、36900(USB3.2)同様に断線しにくい構造となっています。

また、37002に採用されているパッケージは、環境に配慮した新パッケージとなっています。

LINDYでは環境負荷の低減にも取り組んでおり、こうしたパッケージの改善からもその姿勢がうかがえます。
左が新パッケージの【37002】、右が旧パッケージの【36900】

※新パッケージの詳細はこちら(公式ページ「持続可能なパッケージ理念」)
36900と37002の違い
LINDYのUSB Type-Cケーブル「36900」と「37002」の大きな違いは、対応規格と性能(転送速度・出力)です。
結論から言うと、用途に応じて選ぶべきモデルは以下の通りです。
- 36900(USB3.2):日常使いや充電メインで使いたい方におすすめ
- 37002(USB4):高速データ転送や高出力充電を重視する方におすすめ
36900は最大20Gbpsの転送速度と最大100Wの給電に対応しており、スマートフォンやタブレットの充電、普段使いには十分な性能を備えています。
一方、37002はUSB4に対応し、最大40Gbpsの高速転送と最大240Wの高出力給電が可能です。動画編集や大容量データの転送、ノートPCの充電など、より高い性能を求める用途に適しています。
どちらも高品質なケーブルですが、「どこまでの性能を求めるか」で選び方が変わる製品と言えるでしょう。
スペック比較表
まずは、2つの違いを一覧でチェックしてみましょう。
| 項目 | 36900 | 37002 |
|---|---|---|
| 規格 | USB 3.2 Gen2x2 | USB4 Gen3x2 |
| 最大転送速度 | 最大20Gbps | 最大40Gbps |
| 映像出力 | 4K@60Hz | 8K@60Hz |
| 最大出力 | 最大100W(PD対応) | 最大240W(PD対応) |
| 長さ | 0.5m | 2m |
| 特徴 | スマートチップ搭載 | 高速転送・高出力対応 |
| 用途 | 日常使い・充電メイン | 動画編集・高負荷用途 |
LINDY USB Type-Cケーブル(36900 / 37002)をレビュー
今回レビューするのは、リンディー・ジャパンのUSB Type-Cケーブル「36900」と「37002」です。
どちらもUSB Type-Cに対応したケーブルですが、36900はUSB3.2 Gen2x2、37002はUSB4 Gen3x2と、それぞれ対応規格が異なります。
見た目はシンプルなケーブルですが、実際には「転送速度」や「充電性能」に大きな違いがあり、用途によって選び方が変わる製品です。
本記事では、実際に使用した感想をもとに、それぞれの特徴や違いを分かりやすくレビューしていきます。
それぞれのケーブルを実際に使用し、充電性能やデータ転送、取り回しなどをチェックしました。
ここからは、実際に使って感じたポイントを詳しく紹介していきます。
充電性能|高出力でも安定して充電できるか
実際にスマートフォンやタブレット、MacbookAirなどで充電を試してみましたが、どちらのケーブルも安定して充電できる印象でした。
特に37002は最大240Wの高出力に対応しているため、ノートPCの充電でも余裕があり、安心して使用できます。
一方の36900も最大100Wに対応しており、スマートフォンやタブレットはもちろん、一般的なノートPCであれば問題なく充電可能です。
実際に36900と37002で充電速度を比較してみましたが、体感できるほどの大きな差はありませんでした。
そのため、スマートフォンなどの充電用途に限れば、どちらを選んでも大きな差は感じにくいと言えるでしょう。
実際に充電性能を検証した結果を以下にまとめます。
なお、測定結果は充電環境や使用状況によって異なる場合があります。あくまで目安としてご覧ください。
【36900(USB3.2 Gen2x2)の検証結果】
※充電器には「PowerPort III 3-Port 65W Pod」を使用
| 充電時間 | 充電前 | 充電後 | 増加量 | |
| MacBook Air M1 (Sonoma 14.6.1) | 30分 | 0% | 48% | +48% |
| 1時間 | 0% | 75% | +75% | |
| iPhone17 (iOS 26.4) | 30分 | 35% | 80% | +45% |
| 1時間 | 35% | 96% | +61% | |
| iPad 11世代 A16 (iOS 26.4) | 30分 | 29% | 65% | +36% |
| 1時間 | 29% | 82% | +73% | |
| Galaxy Z Fold4 (Android 16) | 30分 | 3% | 70% | +67% |
| 1時間 | 3% | 95% | +92% |
【37002(USB4 Gen3x2)の検証結果】
※充電器には「PowerPort III 3-Port 65W Pod」を使用
| 充電時間 | 充電前 | 充電後 | 増加量 | |
| MacBook Air M1 (Sonoma 14.6.1) | 30分 | 18% | 58% | +40 |
| 1時間 | 18% | 85% | +67 | |
| iPhone17 (iOS 26.4) | 30分 | 29% | 78% | +49% |
| 1時間 | 29% | 95% | +66% | |
| iPad 11世代 A16 (iOS 26.4) | 30分 | 39% | 72% | +33% |
| 1時間 | 39% | 89% | +50% | |
| Galaxy Z Fold4 (Android 16) | 30分 | 0% | 62% | +62% |
| 1時間 | 0% | 94% | +94 |
データ転送速度|USB4の実力はどれくらい?
今回の検証では、スマートフォンからMacへのデータ転送を中心に比較を行いました。
画像データ161枚1.02GB、動画データ26ファイル15.19GB(約1時間50分)のデータをまとめて転送してみました。
その結果、どちらのケーブルでも転送は一瞬で終わり、違いを体感できるほどの大きな差は感じられませんでした。
これは、スマートフォン側の仕様や接続環境によっても異なるため、ケーブル本来の性能差が出にくいことが要因と考えられます。
そのため、本来の最大性能を比較する検証にはなっていませんが、日常的な使用環境においてはどちらのケーブルでも快適に使用できることが確認できました。
【Galaxy Z Fold4(Android) → Macbook Airへ画像データ、動画データを転送した場合の検証】
なお、画像の転送には「MacDroid(無料版)」を使用。MTPモードで転送を行いました。


| 画像データ | 動画データ |
| 161枚/1.02GB | 26ファイル/合計15.19GB(約1時間50分) |
映像出力|DisplayPort Alternate Modeに対応
両モデルともDisplayPort Alternate Modeに対応しており、外部ディスプレイへの映像出力が可能です。
36900は最大4K@60Hz、37002は最大8K@60Hzの出力に対応しています。
なお、筆者の使用しているモニター環境(LG 29WL500-B)では4K/8Kでの表示確認ができないため、実機での映像出力検証は行っていませんが、スペック上は高解像度出力に対応したケーブルとなっています。
ノートPCと外部ディスプレイを接続する用途でも活用できるケーブルです。
取り回し|ケーブルの硬さや扱いやすさ
ケーブルの取り回しに関しては、どちらもややしっかりとした作りで、耐久性の高さを感じる質感です。
その分、一般的な柔らかいケーブルと比べると少し硬めに感じる場面もありますが、断線しにくそうな安心感があります。
デスク上で据え置きで使う場合には特に気になりませんが、頻繁に持ち運ぶ場合は少し取り回しに慣れが必要かもしれません。
以下の画像はiPhoneに付属してくる純正のUSB-Cケーブルとの比較です。


純正ケーブルは柔らかくて取り回しは良いですが、細いので頼りない感じです。
一方、LINDYのケーブルは太さがあり、頑丈な印象です。
取り回しの良さは純正に軍配が上がりますが、全体としては「ケーブルの品質」と「耐久性」のバランスが取れたケーブルという印象です。
発熱・安全性|長時間使用でも安心できる?
長時間の充電やデータ転送を行っても、極端な発熱は感じられず、安心して使用できました。
また、どちらのケーブルにもスマートチップが搭載されており、過電流や過電圧から機器を保護する設計になっています。
実際に使用していても不安を感じることはなく、安定した動作が印象的でした。
高出力・高速転送に対応しているケーブルだからこそ、安全性の高さは大きなポイントと言えるでしょう。
良かった点
実際に使ってみて感じた良かった点は、以下の通りです。
高出力・高速転送に対応した安心感のある性能
37002は最大240Wの高出力と最大40Gbpsの高速転送に対応しており、性能面では非常に優秀です。ノートPCの充電や大容量データの転送でも余裕があり、ストレスなく使用できました。
36900も最大100W・20Gbpsに対応しているため、日常使いには十分なスペックです。
ケーブルの作りがしっかりしている
どちらのケーブルも質感が良く、しっかりとした作りになっています。

安価なケーブルにありがちな頼りなさはなく、「長く使えそう」と感じられる安心感がありました。
スマートチップ搭載で安全性が高い
過電流や過電圧から機器を保護するスマートチップが搭載されているため、安心して使用できます。
高出力対応のケーブルだからこそ、安全性がしっかりしている点は大きなメリットです。
気になった点
一方で、実際に使ってみて気になった点もいくつかありました。
ケーブルがやや硬め
しっかりとした作りである反面、一般的なケーブルと比べるとやや硬めです。
デスクで据え置き使用する場合は問題ありませんが、持ち運びや細かい取り回しでは少し扱いづらく感じることもありました。
携帯用というよりはデスク周辺で使うのが良さそうです。
コネクタ部分がやや大きく、ケースによっては干渉する
充電の検証中に気になった点として、コネクタ部分がやや大きめな点です。
実際にスマートフォンへ接続する際、ケースの形状によっては干渉してしまい、うまく差し込めない、もしくはしっかり奥まで刺さらない場合がありました。

柔らかめなケースであれば大丈夫ですが、端子周りが狭いケースや厚みのある、またはハードケースを使用している場合は注意が必要です。
Galaxy Z Fold4のケース(上)のように開口部が大きく取られているケースであれば干渉せずに差し込むことができます。

iPhone(下)ケースのように純正ケーブルを基本として作らているケースのような場合は、ケースを外して使用する必要があるため、事前に確認しておくと安心です。
どっちを選ぶべき?用途別に解説
「36900(USB3.2 Gen2x2)」と「37002(USB4 Gen3x2)」はどちらも高品質なケーブルですが、用途によって最適な選択が変わります。
それぞれおすすめな人は以下の通りです。
36900(USB3.2 Gen2x2)がおすすめな人
- スマートフォンやタブレットの充電がメイン
- コストを抑えつつ性能も重視したい
- 普段使いできるケーブルを探している
4K出力にも対応しており、日常用途には十分な性能です。
37002(USB4 Gen3x2)がおすすめな人
- ノートPCの充電にも使いたい
- 動画や写真など大容量データを扱う
- 転送速度・出力ともに妥協したくない
性能重視なら、37002を選んで間違いありません。
また、8K出力にも対応しているため、外部ディスプレイ接続を重視する方にも適しています。
こんな人におすすめ
今回のLINDY USB Type-Cケーブルは、以下のような方におすすめです。
- 高品質で安心して使えるUSB-Cケーブルを探している方
- 充電だけでなくデータ転送も重視したい方
- 長く使える耐久性の高いケーブルを求めている方
- 外部ディスプレイ接続にも対応したケーブルを探している方
特に、安価なケーブルでは不安を感じる方や、機器をしっかり守りながら使いたい方には適した製品です。
まとめ
LINDYのUSB Type-Cケーブル「36900(USB3.2 Gen2x2)」と「37002(USB4 Gen3x2)」は、どちらも高品質で安心して使えるケーブルでした。
36900は日常使いにちょうど良いバランスのモデル、37002は高速転送や高出力に対応したハイスペックモデルと、それぞれ明確な特徴があります。
どちらを選ぶかは「どこまでの性能を求めるか」によって変わりますが、用途に合わせて選べば満足度の高いケーブルと言えるでしょう。
そらUSB Type-Cケーブル選びで迷っている方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。










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